緑茶と6Pチーズが恐ろしいくらい合う

緑茶と6Pチーズが恐ろしいくらい合う。緑茶を飲んで、それから6Pチーズを食べると、喉の奥で熱い緑茶に6Pチーズが溶け”神の旨味”みたいなものがそこから口中に染み出してくる。私は自分が熱いコーヒーを、舌等で味わうのではなく喉に直当てするように飲んでいることに最近気づいた。味というのは喉で感じるのではないだろうか?舌で味わうというのはそれに比べて皮相な感じがする。ワインのテイスティングの人はペッと吐いてしまうが、あれは何なのだろうか。ところで神の旨味と言ったのは、それが何に似ているかというと、風邪が治ってスッキリした朝の、まだ濃厚な痰か鼻水に似ている。こんな勧め方だとむしろ試す気を無くさせてしまうかもしれない。他人のは気持ち悪い。でも自分のは、何十年と親しんでいる味には違いないでしょう。純粋な塩味。坂口恭平も鼻くそを食べると言っていた。今も緑茶を飲んで6Pチーズを食べてみているが、生理から染み出してくるみたいな味がやはりする、そして、にもかかわらず実際にはそうではないから、自己充足的行為に伴う疾しさを感じることもない。乳ということと関係があるのだろうか?市原佐都子のバッコスの信女をこの前読んだ。男性→女性→牛と虐待の連鎖が起こっているというような構図の話だった。他者の痛みを想像できる人間になりたい。